広報紙「わくわく」



*第029号(2020年1月10日)発行 *






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*第027号(2019年1月25日)発行 *






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*第026号(2018年8月1日)発行 *







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スローライフ広報紙 「わくわく」 ダイジェスト版


*第025号(2017年12月27日)発行 *


創 作 活 動・・・皆さん職人技

 前回の24号でバザーの紹介をいたしましたが、利用者さんの皆さんはバザー 販売の手作り品として創作活動しています。それぞれの得意な作業があります。 編み物では?さんが作る暖かい帽子やレッグオーマーなど冬には人気の品です。

織物担当のKさん、Tさんは色とりどりのコースターやマットなど制作しています。 均等に織り上げるのは熟練しないとできません。 Hさんは小さな輪ゴムのレインボールームで素敵なブレスレットやストラップなど図面を 見ながらどんどん作ります。パンダやひよこなどかわいいです!



 カレンダー、絵葉書などの絵画はTさん、パソコンで楽しい絵を描きます。
Tさんの絵は写実が素晴らしく季節それぞれ味のある葉書が出来上がります。 講師小西先生の指導による粘土創作では利用者さんがリース作りなど楽しく 制作しています。葉っぱ作りやバラの花作りは職人のようです。 最近はお正月飾りに挑戦しています。 故三堀先生の指導で始まったトールペイントも皆さん楽しんで続けています。 おかげさまで、綺麗に色塗りが出来、細かいところもYさん、Sさん、?さんは お得意です。素敵に出来るとWさん、Oさんはお孫さんにプレゼントしたくなります。 メッセージカードやクリスマスカードは雑誌などのカラーの紙を型抜きし、 カードに張り付ける細かい作業です。それぞれ同じものは2つとありません。



〜さと爺の魅力〜

 ここ数年スローライフの人気の「さと爺」は不思議な魅力があり、 一目見ると愛着がわきます!職員が楠の木を切り出し、様々な大きさにカットします。 利用者のSさんがやすり掛け担当で、面をすべすべにしてくださいます。 素材をそのまま生かし赤い帽子にひげと小さな目、素朴ですが一つ一つ表情が違い ます。すっかりTさんはコツコツと職人のように作ります。

 見た感じがサンタさんのようなので秋口のバザーから並びます。

毎年さと爺を楽しみに来てくださるお客さんも増えてきました。

「今年もさと爺ある?」と声がかかります


 今年のバザーでこんなことがありました。
数年前にあるお父さんが、さと爺を3個買って帰りました。 家に帰るとその家の息子さんが家族全員の数が欲しいと。 大きさや表情からお父さんお母さん子どもに見立てたのでしょう。 子どもは3人でしたので後日、追加に2個買いに来られました。
そして、今年そのご家族が全員であと1個買いに来られ、お兄ちゃんは真剣にさと爺を選び満足そうでした。 私はお母さんのお腹が大きいことに気が付き、生まれてくる赤ちゃんの分だと分かりとても嬉しく思いました。
家族全員がにこにこと笑っているのを見て「さと爺」凄い!
「さと爺」の不思議な力に感動いたしました。          (有本 記)


支援事業部より  五十嵐孝慈

 早いもので支援事業部は13年目に入りました。慢性的なヘルパー不足に悩まされながらもなんとか 年10,000時間超の支援活動を行っております。
(下表参照)



 11月に新たに3名の方と契約いたしました。これによりヘルパー数は37名となりましたが、毎月約550件のリクエストに100%対応するにはさらに数名のヘルパーが必要と思われます。 お知り合いの方でホームヘルパーの資格をお持ちの方がいたら是非ガイドヘルパーに誘ってみてください。 多くの先輩ガイドヘルパーたちは、ガイドヘルパーになってよかったことを次のように言っています。
  • ご利用者と一緒に楽しんでいると元気が出る。
  • ご利用者と一緒に楽しい経験をして、世界を広げられる。
  • ガイドヘルパーは短時間で終了するので時間の有効活用ができる。
  • ご利用者との行動で違う価値観を発見することができる。
  • インターネット「成年後見制度」
 ガイドヘルパーにはこのようなメリットがたくさんあります。 是非ガイドヘルパーとして活躍したいと思う方が増えることを希望します。


俳句教室  山根 克介

 俳句会も十年経とうとしています。会の皆様の俳句に対する熱意があればこそのことですが、それを支えて頂いた方々のお蔭でもあります。 上手下手よりも生きている今に向き合って自分が感じたことを自分の言葉で表現して行こうと言う気持ちが基本だと思います。 それが生きる力にも杖にもなると思います。所縁が許す限り続けて行けたらと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。



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*第024号(2017年7月15日)発行 *


ご寄附を頂いた皆様へのお礼

NPO法人スローライフ代表  土岐 彬
 昨年度も多くの方々及び各種団体様からご寄附を頂きました。書面をもって厚くお礼 申し上げます。昨年度は大型の福祉送迎バス(日産キャラバン)を購入する資金の一部 として利用させていただきました。ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくご支援くださいますよう重ねてお願い申し上げます。


バザー
 スローライフでは、年に十数回のバザーを行っています。
バザーは私たちの施設と地域を繋げる場であり、社会参加の場であります。 また、スローライフのことを地域の方に知って頂く宣伝にもなります。

バザーでは、スローライフ内で作った小物雑貨や、提供して頂いた衣服、食器、雑貨などを 販売しています。
手作り雑貨の一例をあげますと、粘土で作った花のリース、手織りのコースターやランチョンマット、 トールペイント作品、絵葉書、カード等々...
どれもスローライフの所員と職員が、協力して制作したものです。

バザーの売り上げは、所員さんのお給料に還元されます。 心を込めて作ったものが誰かの目に留まり、その品物を買って下さり、その収益が自身の お給料に反映される...この仕組みは所員さんのやりがいにもつながります。




津波避難訓練
 東日本大震災は巨大な地震と津波が襲来し大きな被害をもたらしました。 あれから6年が経過しましたが私たちには忘れることができない恐怖感が残っています。 東日本大震災では、津波の第一波が地震発生から10数分後に到着しているのに対し、 鎌倉市では8分で津波が到達する場所もあるとのことで、このわずか8分の間に 「素早く安全な場所に避難すること」がなにより大事になっています。
スローライフでは災害時の緊急事態に備え、避難先を腰越中学校として年2回の避難訓練で ご利用者と職員の防災意識を高めてきました。
この度、今年3月に改築が完了した腰越消防出張所へ避難先を変更し、避難訓練への全員参加を目的に 月曜日から金曜日の全5回行いました。
 新庁舎の腰越消防出張所は鉄筋コンクリート3階建てで、避難ビルの役割も持っており、 建物の外周をらせん状にスロープの通路があり、車椅子でも屋上に避難できる構造になっていますので 今まで以上に、短時間に安全に避難できます。
訓練では避難発令から腰越消防出張所屋上への到達時間は約8分でした。
これからも、日頃からの訓練で防災意識を高めていきます。




福祉車両の購入
 スローライフでは3台の福祉車両で利用者の送迎を行っています。
このうち、メインの車種であるキャラバンが取得10年・10万キロを超え、 故障率が高くなり安全性に不安があること、又利用者が増え車両の稼働率が高くなっていることもあり、 車両の交換により利用者送迎の安全性を向上させたいと考えていました。
 この度、“日本財団”より、福祉車両助成事業の助成を受け、日産キャラバン(定員:8名+車イス2名)を 購入し、利用者様の送迎に活用させていただいております。 この場を借りて日本財団様には厚くお礼申し上げます。
新車両は室内が少し広くなっており車椅子の乗降も余裕を持ってでききるようになりましたが、 何よりも送迎中の故障の不安から解放され、利用者の笑顔の会話にも弾みがついたように思われます。
 又、オプションでカーナビを取り付け、バックモニターでの安全確認の徹底、行事などでの不慣れな 場所への移動での道順確認など安全運転と便利性の向上も図りました。 今後、より良い福祉サービスを提供出来るよう新車両と共に頑張っていきます。



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*第023号(2016年12月25日)発行 *


障害者の為に成年後見制度を利用する方法

NPO法人スローライフ代表  土岐 彬
 既にこの制度についてご存知の方や関心をお持ちの方は多いことと思います。 特に障害者を持つ親(以下保護者で記述します)はこれから先の自分のこともさることながら、 障害者である子供のことへの対応をどのようにしておくのが良いのかに心配や不安をお持ちのことと思います。 また金融機関での口座の新規開設/解約や相続などで法律上の後見人を必要とすることが必須となってきておりますし、 最近特に厳しくなってきているようです。その理由は成年(20歳以上)の場合は 保護者が成年者の代理で契約等の処理をすることが出来ないためです。

成年後見制度とは

―法定後見制度 家庭裁判所よって選ばれた成年後見人が、判断の能力の程度によって後見、補佐、補助に分かれ、 それぞれの内容に応じて保護し、支援する制度です(民法)
―任意後見制度 判断能力が難しくなる前に自分自身の自由な考えで 後見人を選ぶ制度です。一番の心配は保護者が(民法の特別法)

尚、任意後見の契約がある場合は、法定契約の契約より優先されます。
実際の利用にあたっては関係機関と十分にご相談されることをお勧めします。
  (参考)
  • 鎌倉市役所 高齢者福祉課、障害者福祉課(0467-23-3000)
  • 「鎌倉みまもり」鎌倉成年後見・文化財支援センター(0467-31-5534)
  • 「家族の為の老いじたくと財産管理」中山二基子著 講談社発行
  • 「後見人制度セミナー」NPO法人颯乃会セミナー
  • インターネット「成年後見制度」



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*第022号(2016年7月15日)発行 *


スローライフからのお知らせ

代表  土岐 彬

(1)鎌倉市、平塚市から指定NPO法人として指定される

 いつも本誌「わくわく」をお読みくださりありがとうございます。
前号(わくわく21号)でお知らせいたしましたようにNPO法人スローライフは昨年10月20日付 で神奈川県指定NPOとして指定されましたが、幸いにも同年12月18日付で鎌倉市指定NPOとして、 更に本年6月30日に平塚市指定NPOとして指定されました。 市指定NPOに指定されることにより 市民税の寄付金税制優遇を受けることが出来ることから、県下すべての市とも交渉いたしましたが、 指定にされる条件が市ごとに異なっており、結果としまして、 鎌倉市と平塚市の2市のみ指定NPOとして認めていただく事が出来ました。
 この結果鎌倉市、平塚市にお住いの方(平成29年1月1日時点) は平成29年度の市民税の寄付金税額控除(寄付金−2000円)の6%と併せて県民税の寄付金税額控除 (寄付金-2000円)の4%受けることが可能となりました。今年度ご寄付をいただいた方には別途詳細な ご案内をさせていただきます。
(1)ご寄附を頂いたみなさまへのお礼

昨年度も多くの方々及び各種団体様からご寄附を頂きました。書面をもって厚くお礼申し上げます。
皆様からのご厚志を障害者の為に有効に使わせて頂きます。
@個人様からのご寄附
  81名から  合計482,000円
A企業・団体様からのご寄附(助成金も含む)
 1)西鎌倉山親寿会様            15,500円
 2)日揮社会福祉財団様         240,000円
 3)テレビ朝日福祉文化事業団様 10種類の物品を頂く
 4)赤い羽根共同募金様        1,060,000円
 5)久光製薬 梶@ほっとハート倶楽部様100,000円
 6)清泉女学院様               20,000円
 7)西鎌倉ライオンズクラブ様       30,000円

皆様から頂いた寄付金で小型福祉車両(車椅子対応)、多機能コピー機を購入させて
いただきました。ありがとうございました。


 保険管理通信    看護師 米田純子  

 スローライフにおいて、毎月健康チェックと題して利用者様、職員の方々の脈拍、血圧、体重の測定を行っております。 その際に皆様の睡眠や食欲などの体調もうかがっております。脈拍、血圧などはヴァイタルサイン(生命からの徴候) の一部であり、健康管理には欠かせない身体からのサイン(数値)であります。
毎月、測定した値をもとに個々人様のデーターもグラフ化にして管理しております。今年の春は半年分のデーターと、 私からのデーターをもとにした客観的コメントを利用者様に配布させていただきました。 8割方の皆様は数値、体調ともに異常性もなく現状を維持して下さる様にコメントしました。しかしながら数名の方々においては、高血圧傾向と肥満の方がいらっしゃいました 。高血圧は心筋梗塞や脳血管障害の要因ともなりうるリスクがあります。又、肥満は心臓に負担をかけるだけでなく生活習慣病などの要因ともなりえます。 利用者の皆様の中には運動をする事が困難な方もいらっしゃるので、食事の量と内容工夫、そして日常の規則正しい生活の重要性を提案させていただきました。 今後も毎月健康チェックを行っていきます。健康チェックでの情報が皆様の健康へのセルフケアの一助になると幸いです。


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*第021号(2015年12月28日)発行 *


スローライフからのお知らせ

代表  土岐 彬

 この度(10月20日付)幸にも神奈川県指定NPO法人として指定されました。 指定NPO法人とは、公益要件(市民、行政など各方面から支持されている実績があること)と、運営要件(運営組織、経理、事業活動、情報公開が適正であること) を満たす法人とされてはおりますが、まだまだ改善点は多々あると思っておりますので、今後ともご利用者のために職員一同一層頑張ってゆこうと決意を新たにしております。 指定を受けたことにより、NPO法人スローライフへ寄付をされた方は一定の税制優遇を受けることが可能となりました。 まだわずかな税制優遇にすぎませんが、寄付をしていただいた皆様への心ばかりの恩返しのしるしと考えております。心からの感謝をもってお知らせ申し上げます。 その内容は以下の内容で平成28年度の県民税の優遇措置を受けることができます。
  1. 対象者は平成27年1月1日〜12月31日の間に当法人へ寄付をされた方
  2. 平成28年1月1日時点で神奈川県に住所を有する方
  3. 個人県民税の控除額 (スローライフへの寄付金より2000円引いた額)の4%
  4. 3月15日までに寄付者の住所地の市役所又は区役所へ書類の提出(確定申告方式ではありませんのでご注意ください)
該当者の方へは1月末までに必要な書類と手続きをご自宅へ郵送いたします。

以上

バザー
 スローライフは毎年、清和祭、雪ノ下教会、福祉祭、鎌倉養護学校祭と大きな行事のバザーで参加させていただいております。 また、毎月、鎌倉市役所ロビーでのふれあいバザーなどで、皆様からご寄付の品物やスローライフオリジナル商品を販売しています。 利用者や職員からのアイディア、粘土教室、トールペイント教室の先生たちから教えた頂いた事から、 新しいオリジナル商品がたくさん出来上がり、好評です。昨年からはチャリティーコンサート会場でもこれらのスローライフオリジナル品を販売し、 大きな売上がありました。横浜駅近く県民センター中の「ともしびふれあいショップ」にも置いていただき、 追加注文もいただきました。   利用者たちの励みになっています。


 保険便り    看護師 米田純子  

―― 日常で出来るインフルエンザ予防 ――

・流行前には、ワクチンを接種

1) 感染を100%防ぐ事はできませんが、病状の悪化を防ぐ事ができます。
2) ワクチンを接種してから抗体ができるまで、2〜3週間かかるためインフルエンザが流行する前に接種を終わらせましょう。
3) ワ>クチンの効果は個人差もありますが、接種後5ヶ月くらいとされています。

・インフルエンザが流行したら

1) うがい、手洗いをきちんと行う。
手や喉の粘膜にウイルスが付着している可能性があるため、 うがい、手洗いを徹底しましょう。 スローライフでは、ウェルパスによる手指の消毒も行っております。
2) 人混み、繁華街への外出を控える。
インフルエンザはヒトとヒトとの接触に よってうつる感染症なので、うつらない ためには、大勢のヒトとの接触機会を 減らすことが有効です。 (外出の際のマスクも、おすすめ致します)
3) バランスの良い食事と充分な休養をとる。 体力や抵抗力が落ちるとインフルエンザに、かかりやすくなります。 日頃からバランスの良い食事と充分な睡眠をとり、体力や抵抗力を高めるようにしましょう。
4) 咳エチケットをこころがける。
・咳などの症状がある方は適宜マスクを着用しましょう。
・咳、くしゃみをする際はハンカチなどで、鼻と口を押えて周りの方からも顔をそむけた状態でしましょう。


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*第020号(2015年6月30日)発行 *


スローライフからのご報告

代表  土岐 彬

福祉車両の配分をうける

 H26年度共同募金会へ福祉車両の申請をしてましたが、 幸いにも配分決定の通知があり、このたび納車されました。 車種はダイハツの軽ワゴン車(車椅子用)です。 これによりいままで11年に渡り活躍した三菱の 軽ワゴン車は老朽化により引退することになりました。


防災時対応の携帯無線機の装備


 津波などによる大災害時の通信手段対応として携帯無線機(VXD20)を購入しました。
鎌倉市の推薦機種で作業所連絡会が中心となり、お互いに(行政機関も含め)災害時に連絡を取り合うことになっております。
現在災害時にうまく対応できるようにテストを繰り返しております。

NPO法人スローライフ障害者地域活動支援センター3年経過

 H24年4月1日をもって法外事業であった地域作業所から法内事業の地域活動支援センターV型へ移行して3年経過し 4年目を迎えております。
特に地域生活支援事業(地域活動支援センター、移動支援事業)は概ね順調に推移しており、 地域活動支援センター事業については重点施策として安全性(リスク管理)と津波対策(避難訓練)に力点を置くと同時に、 利用者の7割が重度の障害者であることから職員全員で介助スキル向上にも力点をおいてチームワーク良く運営しています。
移動支援サービス事業は11年目を迎え週末プログラムの促進、ヘルパーの質的向上、ホームヘルパーの参加促進、 ご利用者間での交流プログラムの実施を行っています。ただ同性介護の観点から今後男性ヘルパーを増強してゆく必要があります。

神奈川県指定NPOへの申請書(申出書)提出

 認定NPOへの第一ステップとしての「県指定NPO法人」への申請を行いました。  県指定NPOとして認められることは,最終目標の国の[認定NPO]へのステップであることに加え県民の寄付者は税制優遇を受けられること、 また社会的信用が向上し寄付が集めやすくなるなどのメリットが期待できます。
申請してから指定を受けるまで4〜5か月かかりますが、この間、申出書の縦覧、第三者機関による審査、 県議会での審議など関門を経て問題がなければ県知事が承認することになります。次号の「わくわく」で結果を報告することにします。

親寿会の皆さんへの感謝

 2014年12月、親寿会会長の佐々木俊文様と副会長の池田隆明様がお越し下さり、 昨年に続き、15,521円 のご支援のご寄附をいただきました。
親寿会は西鎌倉の高齢の皆さんが芋煮会、バザー、映画会などを通じで地域の皆さん相互の交流を図り 、豊かな生活を目指している会です。
 そこで毎月開催しているチャリティー映画会での皆さんから の支援のお気持ちを本年もお持ちくださったのです。 私達の障害のある方への支援活動は地域の方との一体になる ことがとても大切です。 そういう点で親寿会の皆さんが スローライフの活動を知って下さり、支援の手を差し伸べて くださっているということは私達にとり大変うれしいことです。
感謝申し上げるとともに、今後、交流の場を作っていきたいと 考えています。(江島 記)



2015年度の主要行事計画

――「笑顔・明るくそして楽しく」――

 今年度も利用者の要望やニーズを反映し、楽しめるゆとりがあるイベントを 企画しました。招待・交流イベントなどを含め、年間を通してバランスのとれた 活動を行いたいと思っています。そして、ボランティアの方々や、利用者の家族 など多くの方が参加できるようにしていきます。


  5月  地引網
  6月  バス旅行
  8月  キッチンパーティー
 10月  バス旅行
 11月  コンサート
 12月  ふれあいフェスティバル、忘年会カラオケ

  2月  ショッピングツアー
  3月  食事会



介護ミニ知識  W
おいしいと感じる食事
                              職員 中村やよ江

 毎月行われている職員会議の中でご利用者の皆様おひとりおひとりに適切な支援がなされるよう勉強会を行っています。 勉強会の中から特に関心の高い「食事」についてご紹介したいと思います。「食事」は生活の中で大きな楽しみのひとつで、楽しい、 おいしいと感じながらの食事は、身体への栄養の他に心への栄養にも繋がります。
ではどうすれば楽しい、 おいしいと感じる食事をとっていただけるのでしょうか?
私は、キーワードは「自己決定」だと思っています。

自己決定のひとつ目は「食べたい物」を自分で選ぶことです。
食べたい物は食材や味付けの好み、硬さの好みはもちろんのこと、 その日の体調や前回食べたものでも変わります。また、自分の持つ機能によっても制限がかかる場合もあるので、 自助具を使う等の工夫も必要になってきます。

自己決定のふたつ目は「自分で食べるペース」を決めることです。
自分のペースで食べていただくためには、咀嚼と嚥下のメカニズムについて知っておく必要があります。 口に入れられた食物は歯や舌によって咀嚼され、口腔を通って喉、食道へと飲み込まれます(嚥下)。 鼻腔、気管は呼吸をするために普段は外部に開かれた状態にありますが、食物がいったん咀嚼されて飲み込みやすい形になると、 鼻腔や気管に食物が紛れ込まないよう一旦(約一秒)閉鎖され、さらに蠕動運動によって食物は食道を通って胃に送られるようになります
これら一連の流れがどこか一部でもうまくいかないと、嚥下障害をおこしやすくなります。 また食物が気道を塞いで呼吸困難を起きたり、誤って気道に入った食物は肺で炎症を起こす誤嚥性肺炎を起こすことが考えられます。 そのため食事の際は自分の状態にあわせ、一口の量や食べる速さ、つまりペースを調整する必要があります。介助する方は決して急がせたりせず、 利用者さんのペースを見守ってください。咀嚼、嚥下中は話しかけず、もし咳き込んだ場合も声をかけずに咳が収まるのを待ってください。また、 食事中は水分も適宜摂取してください。

その他の自己決定として、「一緒に食べる人」や「食べる環境」を選ぶことも「食事」の楽しみへと繋がりますね。 最後に「食事」はただ単に食物を口に運ぶというだけではありません。介護する方は、利用者さんの心身状況を細かに把握しながら、 信頼関係の構築やリラックスできる食事環境や雰囲気づくりに気を配ることが大切です。 そして食べ終わった後に楽しかった、おいしかったと満足してもらえる食事でありたいといつも願っています。


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*第019号(2014年12月25日)発行 *


支援事業部事業報告

事業部長  五十嵐孝慈

 早いもので、支援事業部を引き継いではや3年半が過ぎました。 この間24名のご利用者および22名のヘルパーと新規契約を結び、本年11月末時点での事業規模は 、ご利用者103名、ヘルパー45名となりました。
平成25年度の実績は表1のように移動支援だけで11,000時間を越えました。 鎌倉市だけで見ると、全体の約33%をスローライフ支援事業部が提供していることになります。 これひとえにヘルパーの皆様の努力とご協力の賜物と心より感謝しているしだいです。


経費節減と事務の合理化等により、年2回の賞与も定着しました。

今後の課題として、
  • ヘルパーの確保およびフォローアップ研修
  • サービス提供責任者の育成
  • コーディネータの雇用
  • 管理者の雇用

等難しい事項が山積していますが一歩一歩進めて生きたいと思っています。


ヘルパー募集

 現在毎月ご利用者から600件弱のリクエストがありますが、20件近くはヘルパー不足で対応できないでいるのが現状です。
 ご利用者の皆さんは、ヘルパーとの外出を心から楽しみにしております。 お知り合いの中で、『ガイドヘルパー養成研修』を終了、あるいは『初任者研修(旧ホームヘルパー2級)』あるいは『介護福祉士』 の資格を取得しており、時間を割くことのできる方をご存知でしたら是非紹介くださるようお願い致します。

〜ご利用者の方たちと街にでかけることは本当に楽しいことです〜


ふれあいバザー

 鎌倉市の同業者団体が企画するこのバザーに参加する機会を得て、既に7年となりました。
 団体の先達一同のご努力があって、 主に市役所の本館ロビー、生涯学習センターロビーに場所を提供して頂き、私共は毎月1回の活動となっております。 このバザーに参加以来、他のバザーを含め当所のバザーによる収入実績は倍増し、「ふれあいバザー」の占める割合は約50%まで成長しました。 これはひとえに所員をはじめ関係一同の努力の賜物です。今後この機会を
逃すことなく営々とこのバザーを続けていきたいと思います。
当所の売れ筋商品は、やはり各種手作り品で、特にクッションは人気ナンバーワンです。これは手頃な値段と、布地のセンスにあると思われます。 この11月には クリスマス向けの「里爺(さとじい)」が 喜ばれ、「可愛い」といって年代に拘らず売れました。 新しく開設された生涯学習センターロビーの喫茶コーナーにデビューしていると思います。              (飯島記)


創 作 活 動

 利用者のそれぞれの方の特技に合わせて創作活動をしています。色とりどりの織物やパソコンによるカード、カレンダー作りをはじめ、 粘土教室やトールペイント教室でボランティアの先生のご指導のもと皆さんの技術も熟練してクリスマス作品も沢山できました。 最近は様々なデザインのメッセージカードや木の素朴なオブジェなどの作品も人気です。
今年度はバザーに来て頂いた皆様に作品を沢山お買い上げ頂き感謝いたします。またスローライフの活動を知って頂ける機会になれば嬉しく思います 。今後も利用者の励みや自信に繋がって行けるような創作活動をしていきたいと思います。

スローライフオリジナル製品

クリスマスリース



メッセージカード


地 域 活 動 に 参 加

―腰越港まつり―  9月28日(土)、腰越港まつりに初めて参加しました。今年は腰越港の拡張工事が終わり例年以上、 沢山の出店や多くの方々が訪れ、楽しい一日でした。手作り品や古本、雑貨、ハロウィン用品などが売れました。

―腰越総合文化展― 今年はスローライフオリジナルのクリスマス製品を中心に展示しました。毎年恒例となり、 参加している地域の方々とも顔見知りになりました。「ひがし」「スローライフ」と
2つの、地域活動支援センターが あることを広める良い機会だったと思います。


介護ミニ知識  V
「ブクブク」 「ガラガラ」 魔法のコトバ

                             職員 中村やよ江

 食べ物の摂取、発音、呼吸など、重要な機能を持つ口腔ですが、じつは非常に細菌が繁殖しやすい部位なんです。 細菌の繁殖は、歯周炎、う歯、舌苔など、呼吸器感染症にも繋がりますので、口腔内は清潔に保つよう努めましょう。 口腔内を清潔に保つ方法としては、ブラッシングが一般的ですが、もっと簡単な方法としてうがいがあります。
 うがいは水やお茶でいつでもどこでもできます。まずは口をすすぐ「ブクブク」、その後喉の奥を意識しながら「ガラガラ」 この2つだけで食物残渣を取り除いて口腔内を清潔にできます。口腔内を清潔に保つことは、 呼吸器感染症の予防のほかにもメリットがいっぱいです。まず、唾液の分泌がよくなり口腔内の自浄作用が高まります。 また、精神的に気分がスッキリになります。そして味覚を正常に保つことができるので、食欲の増進にもつながります。 なにより、口臭などを気にせず自信をもって楽しくおしゃべりができますよ。「ブクブク」「ガラガラ」この2つの」 魔法のコトバで寒い冬を明るく乗り越えましょう。



国際障がい者アート展
                              利用者 宍倉ゆり

 文芸部門の俳句で銅賞を頂きました。 うれしい驚きでした。
山根さんのご指導があってこそと感謝しております。
皆様から暖かいお言葉を頂き有難うございました。 これからも
皆様と楽しく俳句を続けていきたいと思っております。
よろしくお願いいたします。

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*第018号(2014年6月30日)発行 *


昨今の福祉関連の関心事項 ー 障がい者の立場で
                      NPO法人スローライフ 代表 土岐 彬

1.障害者総合支援法

 障害者総合支援法が成立し発効してから2年目を迎えております。
平成25年4月にスタートしましたが、初年度は「障害者の範囲の見直し」
(障害者の定義に難病等を追加や制度の谷間を埋めることにより範囲を拡大)や 「地域生活支援の追加」など4点が施行されました。
今年度は「障害程度区分から障害支援区分への変更」 (特に知的障害者、
精神障害者の判定の見直しがなされるケースがある) など4点が施行されることになっております。詳細は省きますが関心がある方 、現在の判定に疑問がある方は是非、鎌倉市役所・障害者福祉課へ行き相談されることをお勧めします。


2.鎌倉市避難マップ
 平成25年12月に鎌倉市内の16の福祉関連の組織・団体や一部の企業などが2年がかりで作成したものですが、 その特徴は鎌倉市内の避難所、公共施設、病院の場所の案内図は当然のこととして、障害別の特性の説明、 要支援者の特性情報カード(支援をするための基本的な情報28項目が記載)などの情報が網羅されていることです 主な目的は東日本大震災からの教訓をベースに避難所を運営する人や避難所に一緒にいる方々に障害者が持っている 特性情報カードからどのような特性があり、どのような対応が必要なのか知ることができることです。
市内の福祉施設や障害者にはこの避難マップが行き届いていることと思いますが、まだお持ちでない方などおられましたら、 ご利用の事業所又は鎌倉市役所・障害者福祉課に問い合わせてください。 また障がい者は特性情報カードに必要情報を記入して常時持ち歩くことが重要です。


3.障害福祉サービス等利用計画の作成と「セルフプラン」について

 個別給付事業の「受給者証」をお持ちの障がい者の方は、原則平成27年3月末日までに(サービスの更新時期に合わせて) 鎌倉市が指定している「相談支援事業者」の相談支援専門員が作成することになっております。 しかし最近当件について障害者の保護者から子供のことを全く知らない第三者に情報を提供し、 「サービスなど利用計画」を作っていただくことに抵抗があると、 鎌倉市の福祉相談員をしている筆者に相談されることがよくあるようになりました。 その時は代替案として保護者が自ら作ることが可能な「セルフプラン」として作成する方法もあることをお伝えしております。
この「セルフプラン」は神奈川県の他市でも利用されており鎌倉市も認めております。 尚「セルフプラン」について知りたい場合は鎌倉市役所・障害者福祉課にご相談ください。    以上


ご寄付へのお礼

 2013年12月25日、地区の西鎌倉自治会の西鎌倉山・親壽会副会長の池田隆明様がお越し下さり 、12,570円のご寄付を頂きました。
親壽会とは西鎌倉山の高齢者の方が集い 、芋煮会、バザーなどいろいろな催し会をして地元の人たちの交流を図っている会だそうです。
その中で、障害者支援のためのチャリティー映画会を
赤羽交差点の自治会館で毎月開催しており、そこで集まった支援金をお持ちくださったのです。 この日は土岐理事長と私が感謝の気持ちを込めて、お目にかかりました。 今後はこの日を機会に親壽会のみならず、自治会の皆さんとも交流の場が作れるよう努 めていこうということで意見の一致をみました。                    (江島 記)


介護ミニ知識  U

あなたの足の状態はいかが・・・・

                                        職員 中村やよ江


足は身体の端にあるため目が行き届かずついつい蔑ろになってしまいがちですが、生活基盤となる “歩行”を支える重要な部位です。ここでは、足に関して注意すべき点を二つお伝えします。 1つ目は汗です。これから夏にかけてますます暑くなり、足には汗による汚れ・菌がよりたまりやすくなります。菌の繁殖は痒みや痛みを伴う白癬菌や爪白癬を引き起こし、歩行の困難へつながります。足の清潔に努めましょう。 2つ目は靴下です。靴下を一日中履いたままでいると指が窮屈となり、指と指の隙間がなくなったり、小指が隣の指に重なってしまうことがあります。その状態で足を地面に着くと支持基底面積が小さいため、バランスを崩し転倒の危険性があります。たまには靴下を脱ぎ、足の指を広げる運動を してみてください。あなたは、ご自分の足をどのくらい観察されていますか?ご自分の足と向き合い、 日頃の感謝を伝え、健康な歩行を目指 しましょう。

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*第017号(2013年12月27日)発行 *

センター便り

カレーパティ

 みんなで作った初めてのカレー、普段では見られない様な利用者さんの光景がいろいろ見られました。 車椅子にいつも座っている方が立ちあがって野菜を一生懸命洗ってくれたり、 作業の時はなかなか自分の力が出せない方が張り切って野菜を上手に切ってくれたりと楽しい調理実習となりました。 大きなお鍋でおいしい、おいしいカレーが出来あがりました。ワイワイ言いながらたくさん、たくさん食べました。 みんなで作ってみんなで食べておいしいね!と、みんなニコニコ。 またやろうね。   (s.g) 



作品展

 2012年に続き、今年度も10月5日6日に龍口明神社のお祭りに合わせて作品展とミニバザーをセンターにて催しました。 NPO法人スローライフ地域活動支援センターの存在を地域の方々に知っていただくのが一番の目的でした。 一日目は雨、二日目はお天気に恵まれ、駐車場で行ったバザーに目をとめて下さったお客様が買い物をしてくださいました。   (h.o)


腰越文化展

 腰越行政センタ―で毎年行われている、腰越文化展に今年も参加しました。11月2日から4日の3日間でしたが 、センターで開催している作品展と同様に地域の皆様にスローライフを知っていただく、良い機会だと思っています。 利用者さんたちの俳句や粘土作品、織り作品などを展示し、地域活動支援センターとして活動していることをアピールしました。 俳句を褒めくださったり、スローライフについての質問をいただいたりと興味を持って下さる方もありました。   (s.n)


Let' Paint トールペイント講師  三堀 順子

 トールペイントを教えて20年が経ちました。時間に少しゆとりが出来て、何か私にできる事はないかなぁ〜と思っていた時 、奥山さんからお話を頂き「それなら私にも出来る」と思ったのがきっかけでした。未だ知らない人が多いペイントの世界、 作品の完成と作る楽しさが届けられたらと・・・・ 先日“先生を越えてみせる”と嬉しい言葉を頂きました。皆さんの成長が楽しみになりました。 ・・・ 継続は力なり!・・・




 
介護ミニ知識 (シリーズで連載します)

日常生活の中にリハビリテーションを
                                    職員 中村やよ江

 リハビリテーションの目的は、病気、怪我、老化現象、様々な原因によって生じた障害を元の状態に戻すことだと言われていますが 、私はそれに留まらず、人生をより豊かに楽しく過ごせるようになることだと思います。そのためには、 リハビリテーションが“訓練“となってしまってはいけません。 日々、日常の生活や人とのふれあい 、泣いたり、笑ったり、おしゃべりしたり、励まし合ったりといったことが、自然とリハビリテーションとなることが理想ではないでしょうか。 施設ではそういった、人との触れ合いを持つことが可能です。一緒に人生をより豊かに楽しく過ごすための日常生活の過ごし方を考えましょう。 




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*第016号(2013年6月28日)発行 *

地域活動支援センターへ移行1年経過して
                        NPO法人スローライフ 代表 土岐 彬

 法外施設であった地域作業所から法内施設の地域活動支援センターへ移行して1年が経過いたしました。 センターへ移行した目的は地域作業所としての役割を維持しつつ、福祉の拠点としてこのセンターを地域の 害者をはじめとする皆様に幅広く多目的にご利用して頂けるようにする事でした。現状はご利用者が増え (特に重症心身障がい者の)福祉施設とし役割は果たしてきていると判断しておりますが、 地域の皆様にオープン・スペースとして幅広くご利用して頂くことや、ピアサポートとしての環境作りについては まだまだこれからというのが実情です。今後とも地域の皆様に愛されご利用して頂く様に昨年以上に職員一同で頑張る所存です。宜しくお願いいたします。

職員 那須野節子

 スローライフは昨年の4月より地域活動支援センターとなりました。移行にあたって、職員は土岐代表の下で何回も勉強会をし、 利用者の皆様にとって「より良いサービス」を提供できる施設になるようにとの思いでスタートいたしました。 毎日通所してくる方、週に何回の方など曜日によってメンバーや職員も代わり、それぞれの曜日ごとに雰囲気も違い、 笑いの多い明るいセンターになったと思います。しかし、人数が増えたメリットだけでなく、 利用者の方一人ひとりとゆっくりお相手できなくなったのではとの不安もあった一年でした。 作業テーブルや椅子、カーテンを新しくし、手すりの設置など、作業所時代より施設内も充実させましたが、 限られたスペース内に多くの方が入るので、ケガなどないようにと、以前以上の注意をしております。 さまざまな障がい者の方たちがそれぞれが出来ること、希望していることなど、センター内での過ごし方が違います。 バラバラのようでありますが、利用者同士が色々な形で助け合っているのを目にします。とても素敵なこと! 利用者、保護者、職員、いろいろな面でサポートして下さる方々と一緒に、今以上の「スローライフ」にしていきたいと思っております。
職員 尾関裕子

 平成23年度は移行に当たり一か月ごとに勉強会をもちどのようにしたら良いかを話し合ってきました。 昨年は新しいシステムとなり順調に運営できるのかと心配しながら過ぎました。 一年が過ぎ心配をよそにご利用者も増え活気のあるセンターとして活動しています。毎日10人前後のご利用者が通所してくださいます。 このような状態の中でご利用者さんとどのように関わり持っていくのかが難しい問題点となります。 多くのご利用者さんと一日の中で少しでも密な時間を持ち相手の立場に立って話し合うこと,関わり合う事の大切さを感じております。 また、これからは地域に向けてつながりを持つよう努力する事はむろんの事どのようにしたらよいのかが今後の課題となっています。

職員 田中 詔

 現在センターでは利用者様も増えセンター内は活気にあふれております。 日常生活では1人1人の利用者の障害の程度や能力に応じて自立した生活をおくれる様、指導しております、 又本人の希望を実現する為に、地域の人との交流を積極的に取り組み、地域の行事に参加し、人々とのコミュニケーション スポーツ(運動会、スポーツ大会)レクレーション等参加交流をしています。時間延長利用についても利用者の協力を頂き、 楽しい時間を過ごし、職員とともに和気あいあいと楽しく、大変良い雰囲気で充実した時間を過ごしております。 また参加されていない人も是非参加して、行動範囲を広げ毎日の生活に変化をつけることをお勧めします。 送迎業務も人員が増え、利用者様が多く送迎ができるよう努力しておりますが、安全かつ事故のない ようにヒヤリ・ハットマニュアルを作成し職員同志で緊密な連絡を取りながら、課題を明確にして話し合い努力しております。



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*第015号(2012年12月27日)発行 *

小規模地域作業所から地域活動支援センターへ
                        NPO法人スローライフ 代表 土岐 彬

 今年4月1日より地域作業所から地域活動支援センターへ移行してはや9か月が すぎようとしております。新規事業の対応などでより一層ご利用者に喜んで頂こうと 、職員も一生懸命頑張っておりますが、今回はサービスの提供側(職員)と サービス利用者側(ご利用者とその保護者)各々から、 その評価を書いて頂くことにしました。

職員 後藤しげ子

 新年度より新しい職員2名、また利用者8名が入りました。 現在 利用者26名、代表1名、職員8名、看護師1名、と大世帯となっています。 今、気がかりなのは大世帯となった為に部屋が狭くなったこと、車での送迎時間が長くなったことなどです。 事故のない様にそれらを解決すべく安心、安全に対するマニアルを職員で実情を話し合いながら作りはじめました。 フリースペース事業としても時間延長事業や土曜日開所に新しく取り組んでおりますが、 利用者が重度障がいの
ある方も多く土曜開所の利用がなかなか難しい状況であります。
利用者が多くなり、センター内は活気があふれ、作業や創作活動も利用者同士が助け合い、励まし合いながら楽しくできていま す。お互いに影響し合い社会の中で繋がっていける喜びを感じていてくれると思います。
まだまだ地域活動支援センターとして踏み出したばかりですが、どなたでも気軽に来て いただけるように、この場所で根を張って行けるように皆で力をあわせていきたいと 思います。いつでも声をかけていたいと考えております。


お世話になってます       保護者 辰巳蔦子

 早いもので、娘・理代子がスローライフに通わせていただいてから4年目になります。暖かい皆さまのおかげで心身ともに健康になってきております。 時間延長の日は描いた絵を嬉しそうに見せてくれます。又、バザーのお手伝いの日は早起きをして、楽しみにしてます。自分が役にたって、仕事ができることが心の張り合いになるのだと思います。帰って来ると「今日はクッションが2つ売れたよ」等、私に報告してくれます。 これからスローライフは大切な福祉の拠点として、沢山の人達のご利用があると思います。ご発展に伴い少しずつ利用者が活動できる場所がひろがりますようお祈りします。 私は歳をとりお役にたちません事、心苦しく思ってますが、これからもよろしくお願いいたします。


フリースペース、時間延長利用の活動に参加して
                              利用者 宍倉ゆり

 土曜日の開所と水曜日と金曜日の延長の試みは、今までになかった事ですので、 とても新鮮に感じられ、特に粘土作りには興味津々で楽しく参加させていただいております。 皆さんの笑顔に囲まれて過ごす午後の時間は、穏やかな優しさに彩られています。 この時間帯を有意義に使わせていただくことで、ますます作業の幅が広がり、 スローライフの活性化や豊かさにも繋がるのではと思いました。 さらに多くの皆さんが参加してくださいまして、この充実した時間を分かち合うことが叶えば幸せだなと夢見ております。 ゲーム等も楽しませていただいておりますので、皆さんもご都合がよろしければ是非ともご参加くださいませ。

延長利用、及び土曜日の開所に参加して
                              利用者  米田純子

 H24年4月より、毎週(水)(金)の延長利用と、(土)が、開所される事になりました。  これは、1人暮らしの私にとっては、とても嬉しい事です。延長開所、土曜日開所の際は、 普段の日中よりも利用者の人数は、少なくなります。けれど、職員の方々も残って下さり、 人数が少ない分、普段行っている事が(私は主に粘土作業ですが…)ゆったりと、穏やかな気持ちで行えます。 又、職員の方々と所員とのコミュニケーションが、密にはかれる時間ともなり、心温まる、楽しいひと時です。 私達、利用者にとっては、とても意義のある時間を過ごさせて頂いております。 土曜日開所の際は、地域の方々の利用も可能だと、お聞きしました。今後は、地域の方々との交流をはかれる事は 、私の希望の1つでもあります。それは、地域の方々に、センターを利用して頂く事により、新たな関わりのような 、双方絆が出来る様に思うのです。  そして、障害者であっても、日々、元気に生き、笑顔で生活している利用者への、 理解を深めて頂くことへの一助になると思っております。これからも、自身の時間の許す限り、参加させて頂きたいと思っております。


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*第014号(2012年6月30日)発行 *

地域活動支援センターへ移行して
NPO法人スローライフ代表 土岐 彬

 今年度より法外施設であった作業所から障害者自立支援法内の地域活動支援 センターへ移行して早や3か月が過ぎようとしています。
職員全員で新しい ルール作りや対応について研究してきましたが、未経験の分野もあり、職員全員 で勉強しながら運営しております。 従来の作業所の役割は維持しつつ、地域活動支援センター の目玉で
ある地域の福祉の拠点として、地域の障害者等住民 の皆様に幅広く参加して頂けるような企画とその運営はまだ これからというのが実情です。3障害(身体、知的、精神) の皆様と同様に特に発達障害者、高次脳機能障害者、法の 対象外である者(高齢者、手帳や判定や診断書を持たない 障害者と思われる者)を受け入れて、
◇毎週土曜日にセンターをフリースペースとして開放し地域の皆様に多目的に活用して頂く
◇またこのフリースペースの場を利用して障害者との交流を支援するために、障害者同志でお互いに話し合い、 相談し合えるピアサポートの便宜の場の提供
◇地域の住民(障害者等本人及びご家族を含む)からの障害者等にかかる相談があった  場合、必要に応じて家庭訪問、市町村等の相談窓口との調整・同行等の便宜、病院や  各種手続き等の同行支援などを行う等本格的なセンター運営につなげてゆきたいと考え  ております。地域の住民の皆様にスローライフをよく知っていただき、ご利用して頂ける為にも、 第一線での相談窓口として対応能力を更に磨いてゆく必要があり、これからも職員 全員で努力してゆきたいと考えております。地域の皆様に愛されるよう頑張ってゆく所存です。


第11回鎌倉チャリティーコンサートのご案内
−鎌倉の文化を育て、福祉を支援するチャリティーコンサートー

 表題の趣旨で始めたコンサートも大勢の皆さんの ご支援のお蔭で”10年10回”という私達にとっては、 一つの大きな節目を昨年無事迎えることができました。 改めてご支援の皆様方に厚く御礼申し上げます。 すでにご案内の通りスローライフはこの4月から 障害者自立支援法により新たな役割を担うこと になり、新しいスタートを踏み出しています。  こういうスローライフの変化を背景に第11回のコンサートは “古都鎌倉に聴く、和洋の響き”というテーマで取り組むことになりました. 日本とヨーロッパの作曲家によるバイオリン、オーボエ、 ピアノの器楽曲作品による構成です。
 日本の作曲家による作品
  武満 徹    妖精の距離    バイオリン ピアノ
  山田 耕筰   カラタチの花   バイオリン ピアノ
  大島 ミチル  風笛        オーボエ  ピアノ
 ヨーロッパの作曲家による作品
  プッチーニ オペラ・ジャンニスキッキより”私のお父さん”
                      オーボエ  ピアノ  
  サラサーテ チゴイネルワイゼン  バイオリン ピアノ
    バッハ   バイオリンとオーボエの二重協奏曲
                 バイオリン オーボエ ピアノ
等の曲を中心に、いつもの中島良能さんの解説で、演奏は湘南 エールアンサンブルの次の方々です。
        バイオリン   沼田 園子さん
        オーボエ    板谷 宏美さん
        ピアノ      春原 恵子さん

そして今回は会場が鎌倉プリンスホテルから坂の下の
「鎌倉パークホテル」へと新しくなりました。江ノ電・長谷駅より海岸を歩いて12分です。
日時は10月30日(火) 午後1時受付・入場、2時開演です。
9月になりましたら、ご案内いたします。
どうぞ、今回も大勢の皆様がお越し下さるようお願い申し上げる次第です。
                                (実行委員 江島 巌)
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